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スクリーン印刷のインクご紹介【水性インク編】

目次:

  1. はじめに
  2. 水性インクの特徴
  3. RISO水性インクの紹介
  4. RISO水性インクで印刷できる素材は?
  5. RISO水性インクを扱う際のポイント

はじめに

布や紙、木材やプラスチック・・・
スクリーンインクは、たくさんの種類があります。
素材や用途に合わせたインクを選ぶことは、 スクリーン印刷の大事なポイントです。
スクリーン印刷のインクには、大きく分けて

①水性インク
②油性インク

の2種類があります。
今回は、初心者の方でも扱いやすい ①水性インクをご紹介します。

水性インクの特徴

混ぜて使える

インクは絵の具のように混ぜることができ、自分だけのオリジナルカラーを作ることができます。

重ねて楽しめる

インクは透明なので、2 色を重ねて印刷し、3色で印刷したような印象に仕上げることができます。

RISO水性インクの紹介

RISOが製造・販売しているシルクスクリーン印刷用インクです。
初心者の方でも扱いやすく、やわらかめの粘度です。
布に定着すると自然な風合いで通気性の良いインクです。
インクは大きく分けて3種類あります。

①RISO水性インク

基本の7色シリーズです。1,000mlのご用意があります。

②理想スクリーンインク

蛍光色などをラインアップに加えた、よりカラフルなシリーズです。
①RISO水性インクとは、生産に使用する「バインダー・顔料」が異なります。
お互いを混色して使用することができます。

オンラインショップはこちら

③水性ラバーインク

 隠ぺい力が高く、黒Tシャツなどの濃色生地にも印刷できるシリーズです。

RISO水性インクで印刷できる素材は?

RISO水性インクは以下の素材に印刷できます。

布地

綿50%以上使用

水性ペンで描くとすぐに乾く滑らかな紙

木材

ニスまたは塗装されていないもの(ベニヤなど)

プリントサンプルを見る

RISO水性インクを取り扱う際のポイント

乾燥

インクは自然乾燥しますが、プリントしたTシャツを洗濯すると、プリント部分が色落ちする場合があります。
綿50%以上の布素材の場合は、自然乾燥後、アイロン等で150℃で1分以上熱定着することで洗濯しても落ちなくなります。
※インク別の定着条件は、水性インク比較表をご確認ください

版についたインクの扱い方

版についたインクが自然乾燥すると、目詰まりの原因となります。
版が乾く前に適切なタイミングでクリーニングすることで目詰まりを防ぎ、印刷できる枚数が増えます。

クリーニングの動画を見る

水性インク比較表

製品名RISO水性インク理想スクリーンインク水性ラバーインク
商品番号5***(5000番台)8***(8000番台)8***(8000番台)
対応素材(定着)綿50%以上の布綿50%以上の布綿100%~ポリエステル100%の布
仕上がり柔軟で通気性がよい柔軟で通気性がよいやや硬めで通気性が悪い
隠ぺい力*1低い⇒淡色生地向け低い⇒淡色生地向け高い⇒濃色生地にも使える
耐ブリード性*2低い低い低い
※但し選択堅牢度が不要な場合は熱定着せずに十分定着しますのでブリードを気にする必要はありません
定着条件150℃×1分以上130℃×1分以上135℃×1分以上
*1隠蔽力:濃色生地や濃色インクへの重ね刷りの時に下地の色が透けにくいこと(インクの色が鮮やかに出る)
*2耐ブリード性:
ブリードとは熱定着時ポリエステル繊維の着色染料がインクに移って変色する現象です。
耐ブリード性は、この現象が発生しにくい性質を意味します。
例えば、濃色赤のポリエステル布に白を印刷した場合、白がピンク気味になります。
また、濃色赤のポリエステル布に黒を印刷した場合は、染料が移っても色の変化はわかりません。
したがって、濃色のポリエスデル生地に明るい色のインク程影響を受け、淡色ポリエステル生地 に濃色のインクを使う場合はその影響は目立たなくなります。

インクに関するFAQはこちら

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