網点の角度
モアレの出現
これはどれも同じ線数の印刷画像ですが角度を5°ずつ変えています。
角度によってはモアレが発生しています。
メッシュと網点の角度

メッシュと網点の関係性は網戸同士を重ねて再現することができます。
このように、周期性のあるもの同士を重ねると縞模様が出てしまいます。
この模様の事をモアレと呼びます。
同じ周期性(0˚)の時に最もモアレが出ます。
このように、周期性のあるもの同士を重ねると縞模様が出てしまいます。
この模様の事をモアレと呼びます。
同じ周期性(0˚)の時に最もモアレが出ます。

角度を変えていくと網と網の感覚が狭くなり縞模様が出にくくなります。
この網戸のようにメッシュと網点もそれぞれ最も縞模様が出にくくなる角度が存在しています。
この網戸のようにメッシュと網点もそれぞれ最も縞模様が出にくくなる角度が存在しています。
網点の線数
実際の印刷結果
線数を設定する際、乳剤製版の場合は使用するメッシュのメッシュカウントの1/4以下にするのが一般的です。
しかし、GOCCOPROのデジタル製版はダイレクトに版に孔を開けて製版が出来るため、線数をメッシュカウントの1/2~1/3の細かさにしても成り立ちます。




これらは同じデータをそれぞれ違う線数で印刷を行った際の仕上がりになります。
角度は線数に適した設定にしています。
40線は、毛並みのふわふわ感の再現性が少々低めですが、濃淡の階調ははっきりと再現されています。
一方60線は、目の下や、くちばしの下のあたりが白飛びしていますが、線が細かい為、ふわふわとした毛並みも鮮明に再現されています。
階調を綺麗に出したい場合は40線>65線、繊細な線を網点で表現したい場合は65線>40線がおすすめです。
ただ、どちらの設定が適しているかは、デザインによって異なり、また制作者の好みも関係してくるところです。事前に仕上がりをテストすることをおすすめします。