スクリーンマスターの「メッシュ」はどう使い分ければいいの?
スクリーン版の構造は、網戸に接着剤でフィルムを貼り付けているようなものだとイメージしてください。
「メッシュ」とは単位面積あたりの網戸の目の粗さを数字で示したものです。
数字が小さいほど網戸(メッシュ)の目が粗く、数字が大きくなるほど網戸の目が細かくなります。
スクリーン印刷では、スクリーンの目が粗い方がインクがよく通ります。そのため、文字やイラストのベタを表現する際や、金、銀などの顔料の粒子が大きいインクを使う時は、メッシュの目の粗い50メッシュや70メッシュなどを使います。Tシャツなどで文字やイラスト、写真など多彩なデザインの場合、細かな表現とベタ表現のバランスがよい120メッシュや135メッシュ付近のメッシュを推奨しています。さらに細かなハーフトーンの写真表現や溶剤インクを使った細かい文字や線を印刷するときには、メッシュの細かい200メッシュや250メッシュなどを使用します。また、電解マーキングで印字したりする場合も200メッシュを推奨しています。
つまり、メッシュ選択は、印刷する素材だけでなく、印刷するコンテンツによっても選択するのです。