スクリーンマスターをきれいに枠張りするコツ
ゴッコプロ100は、普通のスクリーン製版と異なり、スクリーンマスターを製版した後に枠(フレーム)に張る「後張り方式」です。画像が製版されてスクリーンに張り付け、スキージで印刷やすいようにある程度引っ張りテンションをかけます。そのため、画像も引っ張られるため少し伸びたり歪んたりします。複数の色を使った多色刷りの印刷をする場合、「先張り方式」のゴッコプロQSシリーズを推奨しますが、ゴッコプロ100でも配慮した張り方をすれば歪みが抑えられます。ここでは、手動でもピンと張れる方法とともに、歪みの少ない紗張り方法を紹介します。
(1)マスターを張る向きに注意します。ツルツルした面を下にして、絵が反転して見えない向きで貼ります。
(2)ワンタッチフレームの平坦なフレームの方に両面テープをつけ固定します。まずフレームの直線のラインにそって、マスターロールのミミ(端)を(図①)をフレームの端に沿わせてまっすぐ張ります(図②)。
※マスター切断面側は斜めにカットされているため、まっすぐなミミ側から貼った方が貼りやすいです。
(3)向かい側のマスター端を貼ります。
(4)マスター切断面側の短辺を貼ります。
※フレームの端とは揃わないため、引っ張りつつ貼るのみです。
※マスター枠張りの際、無理にマスターを引っ張ったり伸ばしたりしないこと(図③)。ゆがみの原因になります。
マスターを引っ張って一度に貼るのではなく、端から順送りにまっすぐ貼ります。手で貼るときは、ピンと張るより、シワやたるみがないようフラットに貼るように気を配ります。