プリンタードライバーの「網点処理」「誤差拡散」の特長は?

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従来の写真製版方式のスクリーン製版機では難しかった原稿も、デジタル方式のゴッコプロならキレイに再現できます。ドライバで簡単に処理できるので、ぜひ活用してみましょう。
滑らかな階調表現は「網点処理」

写真やグラデーションなど、微細で滑らかなトーンを表現したい場合、「網点処理モード」で製版してみましょう。網点処理モードは滑らかな階調表現が特長。
原稿画像を明暗を調整しなくても、プリント画面の「プロパティ」から「網点処理」を選択するだけで、プリンタードライバーがスクリーン印刷に適した網点状態に画像処理します。網点処理モードでは、線数と角度が調整できます。
推奨として、120メッシュ使用時は、網点線数が38線から50線、200メッシュ使用時は、38線から80線くらいの範囲で調整することがお勧めです。
自然な階調は「誤差拡散」

輪郭や直線をくっきり見せたいなら「誤差拡散モード」を選択してください。
誤差拡散は明暗がはっきりした仕上がりになり、砂目調の自然な階調で表現されます。
網点処理同様、ドライバのプリント画面の「プロパティ」から「誤差拡散」を選択するだけで、スクリーン印刷に適したハーフトーン状態に画像処理します。線数、角度の調整は不要です。またマスターのメッシュの目と干渉しにくいので、モアレ発生を抑制できます。
どんな素材にどのような仕上がりで印刷したいのか、考えた上で、仕上がりに適した画像処理を選択して下さい。